
東京で家賃を抑えた部屋を探していると、時々目にする「訳あり物件」。
「風呂なし」「トイレ共同」「窓なし」「エアコン不可」など、一般的な条件から外れている代わりに、家賃が相場より明らかに安い物件たちです。
「そんな部屋、本当に住めるの?」「どうやって探せばいいの?」と不安に感じる方も多いと思いますが、条件さえ納得できれば、十分現実的な選択肢になり得ます。
この記事では、都内で訳あり物件を多数扱ってきた不動産会社・ネオ・プランニングが、訳あり賃貸の特徴や探し方、選ぶ際のポイントを解説します。
「訳あり賃貸」とはどんな物件か?
「訳あり」と言っても、事故物件のような特殊ケースだけではありません。むしろ、以下のような“設備や立地条件が普通と違う”ことが理由で安くなっているケースが多いのです:
- 風呂がない(銭湯利用を前提とする)
- トイレが共同(1階の共用部に設置など)
- エアコンがない/設置不可
- 台所がない・IHコンロのみ
- 窓がない/小さな内窓のみ
- 築50年以上の木造アパート
いずれも、「我慢できる人にとっては問題ないが、一般的には敬遠されがち」という特徴を持っています。
- 「訳あり=住めない」ではなく「条件が普通と違うだけ」
- 設備が削られている分、家賃が抑えられている
なぜ訳あり賃貸が安いのか
訳あり物件が安いのは、単純に「需要が少ない=競争がない」からです。誰もが好む条件ではないため、家賃を下げてでも入居者を見つけようとするケースが多いのです。
また、設備を最小限に抑えているため、オーナー側もランニングコスト(電気容量・水道設備・修繕費)を軽減できます。結果として、「低コストで住める部屋」が提供される仕組みになっています。
- 敬遠されがちな条件だからこそ、家賃が安く設定される
- 建物コストや維持費が抑えられている背景もある
どんな人に向いているか
訳あり賃貸は、以下のような方に特に向いています:
- とにかく家賃を抑えたい(手取りが少ない・生活保護など)
- 寝る場所があれば十分というシンプルな生活スタイルの方
- 地方から上京してきたばかりで初期費用を抑えたい人
- 短期で仮住まいを探している方
- ミニマリスト志向の人
条件が合えば、「むしろ快適」「誰にも邪魔されない」と感じる方も多く、現代の多様なライフスタイルに対応した住まい方として注目されています。
- “設備よりも価格”を重視する人には現実的な選択肢
- ミニマリストやシンプル志向の方との相性も良い
訳あり物件の探し方・見つけ方
訳あり賃貸は、通常のポータルサイトでは見つけづらいことが多いです。理由は、検索条件に「風呂なし」「トイレ共同」などを明示的に指定できないことが多く、また広告掲載数が少ないからです。
そこでおすすめしたい探し方は次のとおりです:
- 地域密着型の不動産会社の公式サイトを見る
- 「訳あり賃貸」「トイレ共同」「風呂なし」などで直接Google検索
- 駅名+家賃+“条件”でSNSや掲示板を調べる
- 実際に問い合わせて「条件がゆるくてもOKな物件があるか」を聞く
訳あり物件は流通数が少ないうえに、物件ごとの個性も強いので「比較」よりも「相性」が大切です。こだわりを明確にしすぎるより、「何が必要で、何は妥協できるか」を意識して探すことが重要です。
- 検索条件にこだわりすぎず、直接相談するのが効果的
- “比較”よりも“相性”が鍵になるのが訳あり物件の特徴
ネオ・プランニングで探すという選択肢
株式会社ネオ・プランニングでは、池袋を拠点に、バストイレ共同・風呂なし・窓なし・エアコン不可など、一般的には条件が厳しく見える賃貸物件も、現実的に住めるかどうかという視点で厳選して掲載しています。
物件数自体は多くありませんが、「予算を抑えたい」「他の人が敬遠する条件でも問題ない」といった方にとって、通常の検索サイトでは出会えないような住まいをご紹介できる場合があります。
「条件が気になるけど、住めるなら考えてみたい」そんな方は、まずはお気軽にご相談ください。
※このコラムは2025年6月6日時点の情報を元に執筆されています。最新の物件情報や契約条件については、必ずお問い合わせフォームよりご確認ください。