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「家賃が安いなと思ったら、よく見たら“窓なし”だった…」
東京都内で格安賃貸を探していると、たまに出会う「窓なし物件」。最初は驚くかもしれませんが、実はそれなりの理由と需要があって成り立っているタイプの物件です。
この記事では、「窓なし賃貸って実際どうなの?」と感じている方へ向けて、実際の物件の特徴や選ぶときの注意点、快適に暮らすための工夫などを、現場の視点からわかりやすく解説します。
「窓なし賃貸」とはどんな物件?
「窓なし」とは、建築基準法上の“採光や換気に必要な窓”がない、あるいは極端に小さいため、光や風が十分に入らない部屋のことを指します。
完全に壁に囲まれているわけではなく、「天窓」「換気口」「室内窓」のみがあるタイプも含まれます。また、隣室に面した“内窓”だけの部屋や、廊下側に小さな窓がある程度の部屋も「実質的な窓なし」とされることがあります。
- “窓なし”とは、採光・通気が不十分な構造のこと
- 内窓・小窓・換気口だけの部屋も該当する
なぜ窓がない部屋が存在するのか
「なんでそんな部屋が作られたの?」と思う方も多いと思いますが、主な理由は以下の通りです:
- ビルやマンションの一部を“後から分割”して賃貸化した
- もともと物置や事務所として使われていたスペースを住宅化した
- 建築当時の法規制が今より緩く、当時は合法だった
こうした背景のある部屋は、普通の住居として使いにくいために家賃が大幅に安く設定されています。
- 倉庫・事務所の転用や分割で“窓なし部屋”が生まれる
- そのぶん家賃が格安設定になっているケースが多い
意外とある?窓なし賃貸のメリット
「窓がないなんてデメリットしかない」と思われがちですが、一定の条件ではメリットになることもあります:
- 家賃が相場より1万円以上安いことが多い
- 遮光性が高く、昼夜逆転の生活には好都合
- 音が外に漏れにくく、生活音の心配が少ない
- 防犯面で安心(窓からの侵入リスクがない)
「寝るだけの部屋でいい」「音や光がない方が落ち着く」という人にとっては、むしろ快適だと感じるケースもあります。
- 生活スタイル次第では“メリット”になることもある
- 安さ・静かさ・防犯面では評価される要素も
気をつけたいデメリットと対策
もちろん窓がないことによる不便さも存在します。特に以下のような点には注意が必要です:
- 日中も暗く、照明が常に必要になる
- 空気がこもりやすく、カビや湿気が発生しやすい
- 外の様子がわからず、閉塞感を感じる場合がある
対策としては、サーキュレーター・除湿機・調光照明の導入などが挙げられます。換気扇を常時回す、定期的に玄関ドアを開けて空気を入れ替えるなどの工夫も有効です。
- 湿気・暗さ・閉塞感への対策は事前に準備を
- 設備で工夫すれば意外と快適に暮らせるケースも
窓なし物件を選ぶときの注意点
契約前に必ず確認したいのは、以下のようなポイントです:
- 「窓なし」が構造上の問題か、単なる表記ミスか
- 採光や換気がどう確保されているか(換気扇・通風口の位置)
- 収納や家具の配置に制限が出ないか(コンセントや壁の配置)
また、内見時には昼間の室内の明るさや、実際の湿気のこもり具合をよく確認しましょう。「思っていたより暗かった」「カビ臭が気になった」などは、後から後悔しやすいポイントです。
- 内見で明るさ・におい・通気性を必ずチェック
- 表記上の「窓なし」と実際の状況に差があることも
ネオ・プランニングが紹介する訳あり賃貸
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※このコラムは2025年6月6日時点の情報を元に執筆されています。最新の物件情報や契約条件については、必ずお問い合わせフォームよりご確認ください。