
「東京で家賃3万円以下の部屋なんてあるわけないでしょ」——そう思われるのも無理はありません。全国的に見ても高水準の家賃相場を誇る東京都内では、ワンルームでも6万円〜が当たり前という印象があります。
しかし、条件さえ折り合えば、実は“現実的に存在する”のが「家賃3万円以下の部屋」です。もちろん、一般的な物件とは違う部分が多いため、探し方・選び方にはコツと注意が必要です。
この記事では、不動産会社の視点から「どうすれば東京で3万円以下の物件に住めるのか?」をわかりやすく解説します。
東京で家賃3万円以下の物件は本当にある?
まず結論から言うと、「ある」にはあります。豊島区・北区・足立区・板橋区など、都内の東側や外縁部を中心に、家賃が3万円を切る物件は点在しています。
ただし、そうした物件は大手ポータルサイトには載りづらく、「訳あり」「設備難」「立地条件が厳しい」などの要素を抱えていることがほとんどです。
それでも、「とにかく住所がほしい」「お金が本当にない」「家には寝に帰るだけ」という方にとっては、現実的な選択肢になります。
- 3万円以下の物件は“あるが、特殊”
- 立地・設備・条件に“クセ”があるケースが多い
この価格帯の物件に共通する特徴とは?
家賃3万円以下の物件には、ほぼ共通すると言ってよい特徴があります。以下がその代表的な例です:
- 風呂なし or トイレ共同
- エアコンなし・設置不可
- キッチンなし、電気コンロのみ
- 窓がない or 採光が弱い
- 築50年以上の木造物件
- 建物全体に老朽化が見られる
「これだけ条件が悪いのに住む人なんているの?」と思われるかもしれませんが、逆に言えば「これくらいなら我慢できる」という方にとっては、非常にコスパの良い住まいとなります。
- 風呂・トイレ・キッチンのいずれかが欠けていることが多い
- 築年数や建物の古さを受け入れられるかがカギ
どうやって探せばいい?具体的な探し方
ポータルサイトだけでは、家賃3万円以下の物件はなかなかヒットしません。理由は簡単で、広告費がかけられず露出が少ないからです。
そこで有効なのが、以下の方法です:
- 地域密着型の不動産会社の公式サイトを見る
- 「訳あり」「シェアハウス」「簡易宿所」「下宿」などのワードで検索する
- TwitterなどのSNSで「東京 家賃3万」などで情報収集
- 一部の掲示板サイトや不動産系ブログの特集を見る
また、実際に足を運んで聞くことで紹介される“非公開物件”も存在します。
- 小さな会社のホームページやSNSが重要な情報源
- ネットだけで完結させず、足を運ぶことで出会える物件もある
リスクや注意点は?
この価格帯の物件には「掘り出し物」という側面もありますが、同時にいくつかのリスクも含んでいます。
- 老朽化により水漏れ・隙間風などが発生していることがある
- 近隣住民の属性がバラバラで、生活音トラブルが起きやすい
- 住所登録はできても、住民票取得などに制限がある場合もある
- 生活インフラ(ネット・エアコン・洗濯)が整っていない
これらの点を理解したうえで、「何が譲れて何が譲れないか」を明確にしておくことが、後悔しない物件選びには欠かせません。
- 安さの裏には必ず“理由”があることを理解しておく
- 事前に確認し、割り切れる条件かどうかを判断する
ネオ・プランニングが紹介できる物件とは
池袋を拠点とする株式会社ネオ・プランニングでは、バストイレ共同・風呂なし・エアコンなしといったいわゆる「訳あり条件」を受け入れられる方向けに、都内で家賃3万円前後〜の物件をご紹介しています。
「これでも大丈夫か」「どこまで条件を緩めれば3万円以下になるか」など、初めての方でも安心してご相談いただけます。
特に、「住民票を移したい」「緊急避難先として使いたい」「生活を立て直す間だけ住みたい」といった現実的なニーズには、私たちが最も力になれる領域です。
※このコラムは2025年5月28日時点の情報を元に執筆されています。最新の物件情報や契約条件については、必ずお問い合わせフォームよりご確認ください。